前回の記事では、
100%は楽、99%は辛い
という話をしました。
どれだけ吹っ切れて、全力で臨めるか。
結果的にそれだけハマれている状態だから、まっすぐ成長していける。
一方で少しでも辛いとか、嫌々やっていたら、余計やる気がなくなって負のスパイラルに巻き込まれる。
100%スノーボードに方向が向いていて、100%僕のことを信じてまっすぐやっていれば、自然に結果は伴っていく、ということ。
そして今日は、上達の成功要素3要素とは何かについてお話します。
これもスノーボードにおける上達する人の法則です。
いわば、前回の記事で言う、100%の状態はどういう人間であれば作れるのか。
ということについてご説明していきます。
これが理解できれば、普段スノーボードするときの行動の選択、行動の仕方が変わり、常に100%エネルギーを投入できる状態にでき、目標としていたトリックが想像よりも早くできるようになる。
そんな思考をあなたに与えることができるようになります。
それでは、見ていきましょう。
成功に必要な3要素とは
1.素直になる
素直になること。
本当にこのことは大切ですし、わかっていると思うんですが、
素直になることが大切なのを『知っている』のと、
実際に素直になれて『行動できている』
のは違います。
こうやった方がいいと言われていても、できない人がほとんどなのです。
自分の先入観に左右されて、行動してしまうと、一向に僕らの言いたい意図が伝わらず、身体で実感できず、諦めてしまうようになる。
例えばライン取りで、
このルートを通ってこんな滑り方をしてあそこの位置から抜けてみよう!
と伝えたとしよう。
でも、教えている意図とは別で、全然違うラインを通ってしまうのでは意味はない。
間違えてしまって、とか実力が足りなくてそれが出来ないで違うラインになってしまう、とかであれば、しょうがない。
それに実力が足りないなら足りないで全然やることが変わってくるので、それを知れただけでも収穫だと思う。
でも、
いやー、今できてないのは
ここだと思うから
これ意識しなきゃいけないな
とか言って勝手に別のことをしだしたら、さすがに僕らの教えていることは入って行かないですし、上達は難しいですよね。
僕らはあえて、まず直すべき場所を指定したのにもかかわらず、その忠告を無視するのですから。
素直とは、
『信頼できる人の
言うことに対して、
100言われたことを
100そのままやろうと努力する』
ことです。
常にそれを意識して行動してみましょう。
2. 継続する
結局、続けることが大事なんです。
例えば、僕には高校時代や大学時代、後輩など今まで一緒にスノーボードしている仲間がたくさんいました。
でも、実際に就活や就職があるから、とあきらめていく仲間や、怪我をして諦めて去っていく仲間。
振り返れば、ほとんどは消えていました。
中には、僕なんかよりもずっとセンスがあって、上達スピードが早い仲間がたくさんいました。
でも、その人たちはどうなったか。
みんな、
辞めていきました。
努力する量や、言われたことに素直になって行動し続けることを継続した人間こそが、最終的に上手くなる。
例えば、サッカー日本代表の本田圭佑選手や長友佑都選手、岡崎慎司選手。
(いつも例えに出しているのは、みんな知っていて伝わりやすいと思っているからです笑)
彼らは、現在は海外で試合に出場することも叶っていないことも多いし、下り坂と言われていますが、彼らは今まで多くの新しい道をサッカー界にもたらしました。
名門クラブで多くのものをチームにもたらし、日本人では今まで無理だと思われていたことをことごとく実現していきました。
セリエAの超名門クラブACミランの10番。
インテルという同じくセリエAの名門クラブで、どの監督からも信頼を勝ち取り、ゲームキャプテンまで任されることのある存在。
イングランドのプレミアリーグで残留争いをするとまで言われてたチームで非常に大切なキーマンとして優勝を果たす。
相当な功績を残しています。
では、彼らが昔から優秀で、認められていた選手かというと、そうではありません。
本田圭佑は、ガンバ大阪というチームの名門のユースチーム(高校生年代)に上がれず、高校サッカーへの道を歩むという大きな挫折を味わいました。
長友佑都はクラブチームではなく、高校サッカーを経由し、大学サッカーでは出場はおろか、チームの応援席で太鼓を叩いていました。
最初はポジションも違いました。
岡崎慎司は、100人以上いる名門高校チームで入学前に監督から、
お前はレギュラーにはなれない
と言われたところからのスタートだったそうです。
そこから、3年生にはチームキャプテンを任せれるまでになりました。
Jリーグの清水エスパルスに入団した時も、監督から
フォワードの中でも一番下だから。
と言われてのスタートでした。
じゃあ、彼ら3人がなぜそんな低いスタート地点から、成功したのでしょうか。
それは、継続してきたからに他ならない。
誰よりも努力し、素直になって行動することを続けてきたからです。
彼らは今や、多くの選手たち、監督たちから称賛されるほどのプロ意識を持つようになりました。
3.諦めないこと
これらも、2.継続することと繋がる。
じゃあ、彼らが低いスタート地点で、様々な挫折があったと思う。
怪我もあったろう。
監督から認められなかったこともあったろう。
でも、彼らは諦めなかった。
あなたにも将来、スノーボードを通じてどんな未来が待っているかなんてわからない。
スノーボードでもしかしたら、大怪我してしまうかもしれないだろうし、好きすぎていつしかスノーボードが好きになってそれを仕事にするくらいになっているかもしれない。
あなたでも、誰にも分からない。
僕も、今こうやって多くの人にスノーボードを教える立場になったけど、まさか自分がこういう生き方をしているなんて数年前の自分は想像だにしていなかったと思います。
でも、結果的にそれが出来たのは諦めずに、言われたことを素直に継続し続けたから。
ただ、それだけのことです。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
僕はスノーボードもそうですし、あらゆることにおいて、
バカで
まっすぐで
様々な困難を強さに変えて
乗り越えていける人
が最終的に勝つと思っています。
漫画で例えると面白いのですが、
ワンピースのルフィが、
ナルトが、
キングダムの信が、
海賊王の夢を諦めてフーシャ村に帰ったり
ライバルのサスケを救えないなんて諦めたり
秦国を統一するなんてやっぱり無理だぁ~~泣
と諦めて帰っていくことがあるでしょうか。
色んな敵が現れて、何度も死にそうになりながらも、
彼らは常に前を向いて走り続けてるからこそ、
成功できる。
目標を達成できる。
のだと思います。
今若手のスノーボーダーがどんどん台頭してきて世界で活躍できるようになってきたのも、最初から彼らに才能があったり、身体が軽いから若いうちにやったからとかではありません。
毎日毎日、誰よりも高いレベルで必死に練習しているし、バカ素直にコーチの言うこと聞いてやっているし、それを学校を疎かにしてでもやりつづけた。
だから世界で活躍できるほどの実力をつけているのです。
僕は彼らのことを心から尊敬していますし、見習わなきゃならないことがたくさんあります。
スノーボードを趣味として続けていく、目標を持って楽しくやって行くことはとても大切ですし、その先にもしかしたら何かあるかもしれないです。
いいことかもしれないし、自分のスノーボードにおける目標を達成して仲間たちと喜んでいる姿かもしれません。
でも、大切なのは、どんな未来が待っているかわからないし、どうせ無理だと諦めるのではなく、
目標の先に、どれだけ明るい未来が待っているのかを信じ続け、諦めずにやり続けるかです。
その先に、あなたがスノーボードで得たい未来が待っています。
ぜひ、これからもスノーボードを楽しんで、やりたいトリックやグラブ、様々な目標に対してまっすぐに努力していってください。
(画像は
https://www.daily.co.jp/soccer/2016/11/08/0009649097.shtml
http://sorapapa.exblog.jp/16028099/
http://entame-line.biz/wp/page/17
を参照)