スノーボードの未来について

週日曜日はKINGSに行って、

夜は家でトラビス・ライスの

 

『THE FOURTH PHASE』

 

を見るという、スノーボード漬けの

休日になった。

 

 

the-fourth-phase-official-4k-trailer

 

 

近頃はKINGSにサークル時代の先輩

とよく行くのだが、

(僕が1年生の時にすでに卒業しているという、

本来であれば一切かかわりないはずの

先輩なのだが笑)

 

 

その行き帰りの3~4時間ほどの

車の中でのスノーボード談義がすごく

個人的に有意義でいい話をしたので、

その時の話を僕なりにまとめます。

 

 

一般ボーダーとして生きてきた僕と、

指導者としての両面で考えた

意見であり、思い。

 

f360%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%82%af

 

 

スノーボード業界の未来

 

その日いたライダーの話や、

ジャンプ理論の話をしていた中で、

 

ひょんなことからスノーボード業界の未来に

ついて、という話になった。

 

 

今、スノーボードの各種目で世界で

結果を残す選手が増えてきている。

 

ソチ五輪の平野歩選手や平岡卓選手の

銀メダル、銅メダル

 

29087801_480x269news140310c 

 

鬼塚雅選手の世界選手権優勝や

LAAX OPEN3位

 

news140306f

 

角野友基選手の

X GAMESでのメダルの数々や、

2016年のビッグエア種目での初優勝。

USオープンやAir+Styleでの優勝。

 

news150307f

 

 

彼らだけではない。

 

 

一つ下の世代にも、まだまだ

成長段階にいる選手たちが

しのぎを削っている。

 

『競技』としてのスノーボードが確かに

以前よりもずっと強く存在しているはずで、

 

非常に楽しみな未来が待っているのかな、

と個人的には思う。

 

 

競技としての未来が明るい理由

 

それには様々な要因があると感じているし、

その裏にはらんだ大きな問題もあると言える。

 

日本がスノーボードというスポーツで

活躍できている理由。

 

 

① インフラの充実化

 

現在KINGSや、QUESTなど多く

オフトレ施設が日本で設立され、

 

それ以降、多くのキッズたちが

プロを目指して飛ぶ環境、風土が

出来上がった。

 

現在施設には海外から多くのトッププロが

訪れるほどの需要を見せ始めている。

 

つまり、まだ海外に設立されていないため、

日本人が独占して上手くなれる環境なわけだ。

 

しかし、世界も負けじと、このような施設を

作ろうと急いでいる。

 

アメリカでは連盟を上げて作ることを公言し、

実際に日本にも視察に訪れていたし、

 

ヨーロッパの方ではすでに同じような施設を

見よう見まねかわからないが

作ってしまったらしい。

 

 

世界が追い付いて

しまうのではないか?

 

 

という危機感があるかもしれない。

 

海外選手の方が筋力はあるし、

身長も高く手足も長いだろう。

 

海外では大きなキッカーが多く、

実践的な練習を積める。

 

逆に日本のプロたちは大きなキッカーを

求めて海外を転々としたりもする。

 

だが、日本はそれでもこの地位を

守り続けるのではないかとは思う。

 

それが、2つ目の理由だ。

 

 

② スノーボードが日本人向きである

 

そもそもが、これ。

 

スノーボード、特にハーフパイプやジブ、

キッカーは脚力的な問題もあるが、

あくまでバランス競技である、

という前提である。

 

いわば、体操競技の雪版のような

存在だと考えている。

 

日本で体操が世界に負けず劣らず、

むしろリードできているのは

 

パワーだけじゃなく、

バランス、コントロールが必要になる

競技だから。

 

背丈の小さい方が回転力も増すうえ、

 

器用さ、技術、柔軟性、骨格などが

競技にマッチしているからと言える。

 

アジア系の人種が強いのはこういった

競技かもしれない。

 

 

スノーボードも同じようにジャンプ、

回転、着地、バランス感覚といった部分が

非常に似ているため、

 

日本人に向いているスポーツと

言えるのではないか。

 

 

③ 指導者と師匠の存在

 

 

例えば角野友基選手で言えば阪西翔君という、

日本で最も教えるのが上手いと言われる

プロたちと幼いころから一緒に

滑ってきたことが大きいだろうし、

 

it146043_1

 

 

平野歩もある程度までは

スケートボードで磨いた

基礎のカービングに、

 

國母和宏君というスノーボードの

上手さ、知名度で世界のトップが

師匠となって指導したり。

 

11kazu

 

 

世界で活躍し、正しい知識を持った

指導者のもとに集い、

確立した地盤の上に、若い世代が乗る。

 

 

それが、世界で活躍できている

大きなファクターだと感じる。

 

o0600034313670990395

 

 

指導者、師匠、兄弟子の存在の

大切さを如実に表したのが、

今回のリオ五輪だった。

 

リオ五輪では、

選手以上に指導者やベテランの存在が

僕は大きかったように思える。

 

指導者で言えば、

 

かつて北島康介を育て、

今は萩野公介選手や星奈津美選手、

松田丈志選手ら錚々たるメダリストを

今回のオリンピックでも輩出した、

水泳の平井コーチ

 

8-1

 

 

今大会6階級中4階級で金メダルを獲得した、

女子レスリングの栄コーチ

 

b5c8c5c4a4ceb6e2

 

 

日本の柔道を復活させた井上康生監督

 

g20121101004456760_view

 

 

普段錦織のコーチとなっている

テニスのマイケル・チャン。

 

20131211_chang-300x208

 

 

ベテラン選手で言えば、

 

個人総合金、体操団体を金に導いた、

内村航平選手

 

9

 

 

女子レスリングの

吉田沙保里選手、伊調馨選手

 

2016081700143_1

 

 

卓球の福原愛選手、水谷隼選手

 

img_d0e010eb0c986a4e27f32db87a860d42189432201608180006-spnavi_2016081800014_view

 

 

こういった経験豊富で、世界で戦ってきた

彼らのマインドや理論を後輩たちに伝え、

 

さらに確固たる日本の地位を築くのだ。

 

それをスノーボード業界として

意図したか、していないかは不明だが

 

結果的に同じ形で、近年スノーボードは

高い成績を残してきたのだ。

 

 

他にも結果を出している要因はあると思う。

 

しかし一方で、

懸念すべき大きな事項があるのも

事実なのだ。 

 

 

スノーボードにかかる暗い影

 

それは、トップのプロや一部の選手には

上のような環境が整っているが、

 

一般のスノーボーダーには

適当などうでもいいテクニック、

薄っぺらいことばかりが浸透していて、

一向に上達しない、という現実。

 

 

この、悲しき大きなかい離。

 

 

このマイナスファクターが、

スノーボードという業界の底上げ、

発展を妨げ、一般人が離れ、

業界にお金は入らず、

 

企業やスキー場は儲からない。

事業撤退したり、つぶれたり。

 

そして指導者やプロが

食べていけなくなってしまう。

 

そんな状態を作っているのではないか。

 

スノーボードのプロになっても

食べていけないことを心配する親が増え、

 

子供にスノーボードを

本格的にさせなくなる。

 

それによって新規競技人口が減り、

スノーボード市場全体が自体が沈んでいく。

 

また、新しくスノーボードを

始めようとする中高生や社会人。

 

正直、滑れるようになると

楽しいのかもしれない。

 

けれど、ある段階に行くと成長が止まる。

 

そして、うまくなれず、自信を無くし、

アクセスも悪くお金もないから、

スノーボードから遠ざかっていく。

 

まさにそんな現状が

今起こりつつあると思っている。

 

 

 

競技全体が発展した例

 

 

本来であれば、

オリンピックでメダルを獲得し

メディアに出て、

 

選手に憧れてスポーツを始める子供や、

今まで経験できていなかった

若者や大人が競技をはじめ、

 

レッスンや用具、施設の利用料などで

その業界周りにお金が入るようになり、

そのスポーツが発展していく。

 

それが今後業界全体が成功をしていく上で

必要になるのは間違いないだろう。

 

それを上手く繋げてきたのが、

 

『サッカー』

 

というスポーツである。

 

img_ecf28c89fd394a2b8db940c7d6779e7e277355

 

サッカーが国民的スポーツにまでなり、

W杯出場ができないレベルから

急激に成長を遂げたのは、

 

 

Jリーグ開幕に向け、JFA(日本サッカー協会)

を上げて当時協会が『正しい』と信じた指導者

 

『デットマール・クラマー』

 

の理論を型として、

 

その教えを叩き込まれた指導者たちが

下の世代の選手たちを育て、

日本中に浸透させていったのである。

 

201509200004-spnavi_2015092000016_view

 

(そのがすでに古いのに、

未だに高校サッカーやその下の世代の指導に

深く根付いており、今世界の中で伸び悩んで

苦戦しているのはまた別の話)

 

業界全体が一体となって、指導体制を作る

必要があるのではないだろうか。

 

 

スノーボードが抱える爆弾

 

多くの指導者を増やし、正しい理論を浸透させ、

一般人レベルに伝わるまでに浸透させるには、

業界全体をまとめる存在が必要だと思う。

 

しかし、今はSAJというプロを目指す集団と

一般層がスノーボードJSBAの2つに組織が

分かれていて、

 

JSBAは会員費だけで運営する

体制を敷いており、インストラクターを雇う

十分なお金や、宣伝する場を持てない。

 

 

つまり、

 

一般層に対する教育体制が十分に

敷かれていないのである。

 

これはスポーツ業界としては異常なことで、

指導をする側の環境が整っていないことには

先のように業界全体の発展には

繋がらないだろう。

 

 

サッカーのように

全国に多くの指導者がおり、

 

老若男女、競技としても

スポーツとしても

一生続けられる環境。

 

これを作ることがスノーボードが

発展する上で至上命題なのだ。

 

 

o0345020713672556148

 

 

正直、全国の大学生だった人の半分以上は

スノーボードをしたことがあるのではないか。

 

今の若者であれば、ほぼ周りにいる誰に聞いても

 

『サークルの合宿で

スノーボードしたことあるよ』

 

『友達といったことあるよ』

 

と答えるだろう。

 

なのに彼らの大半がただスノーボードに

 

『触れる』

 

だけで終わるのか。

 

そこでの出会いを

大きく広げられないのか。

 

 

それは、

アクセスの問題や、お金の問題といった、

継続する難しさもあると思うが、

 

実は

 

 

滑れるようにならない、

上手くなれない

 

かっこよく滑れない

 

周りに友人がいない

 

情報が入って来ず、触れられない

 

 

これらによってスノーボードに対する

愛が廃れていくから、

自ら進んで雪山に向かえない。

 

それが、

根本的なスノーボード離れの

原因ではないだろうか。

 

 

スノーボードは、

意外にも入り口は広い。

 

なのに、

 

上手く滑れて楽しい、気持ちいい

という感情が持てなくなり、

 

滑りたい!と思う訴求性が

低くなってしまう。

 

上手く滑れるようになったら、

これからどんどん

楽しくなるのに。

 

こんなに幸せな気持ちを

味わえるスポーツなのに。

 

スノーボードが少しでも好きなあなたなら、

 

この僕の切実な願いは理解できると

思うし、納得してくれるはずだ。

 

 

本当にスノーボードが好きなら、

例え遠かろうと金がかかろうと

何だろうと、

 

足が山に向かってしまうのでは

ないだろうか。

 

 

そんな、感情に正直になれる

スノーボード愛好家がもっともっと

増えてくれるようになることが、

 

スノーボード業界発展の本質に

なると考える。

 

 

 

指導者から教わる姿勢を

 

そう。一般層側にも勘違いを

している部分があると感じる。

 

スノーボードというスポーツが趣味で、

楽しむものだという印象が強いから、

レッスンを受けない。

 

そんな意見もあるだろう。

 

スノーボードというスポーツが

自由なもので、人それぞれの楽しみ方がある

のはもちろんだ。

 

 

けれど、誰かを指導者や師匠として慕い、

正しい理論を学んで上達して

様々なことができるようになってこそ、

 

その上で本当の自由が

感じられるのではないだろうか。

 

スノーボードは特に危険が伴うからこそ、

正しい知識を学ばないと危険で、

その危険味わって遠のいていく人も

たくさんいる。

 

一方で指導者に出会い、

そのコミュニティで仲間を見つけ、

多くのスノーボーダーと楽しみ、

競い合う環境もできる。

 

そうしてスノーボードが

もっともっと楽しくなり、

世界は広がり、

 

没頭していけるのだと思う。

 

そのことにもっと気づいて欲しい。

一般のスノーボーダーも、

業界も。

 

maxresdefault

 

 

子供がサッカーを始めたいと言い出したなら、

ボールを与えるのではなく、

まずはサッカー教室を探すだろう。

 

ボクシングをやりたいなら、

ボクシングジムに向かうだろう。

道に歩く人に突然殴りかかったりしたら

ただのケンカか暴行だ。

 

スノーボードも、同じ。

 

正しい人から正しい知識を教わることで、

必ず上達してブレイクスルーを起こし、

 

さらなる楽しみを味わうことが

できるようになる。

 

 

本当のスノーボードの

素晴らしさ。

 

 

さらには

 

自分って想像してたよりも

できるんだな。

 

なんてことにも気づくことができる。

 

 

だからこそ、

僕は一般スノーボーダーでは

あるものの、

 

指導を受けずに失敗してきた

経験をお話して、

指導者として人を

教えていきたいと思うし、

 

多くの人に届けていけたら

嬉しいなとも思う。

 

一般人が何を戯言を…

なんて批判されようと構わない。

 

 

それがどんどん大きな輪に

なっていくのであれば

 

少しでもスノーボード業界の発展に

寄与できると思うし、

 

 

教え子がスノーボードで上達して

楽しんでいる姿を見れることは、

本当に幸せだと思えるから。

 

o0600033813675182479

 

 

終わりに

 

長くなりましたが、

 

実際に先輩と車の中でした話は

ここまで深い話ではなかったものの、

 

さらに僕なりの考えを加えて

書いてみました。

 

 

スノーボードの現状と

指導者の大切さ。

 

 

スノーボードに対する

情熱の動機にもっと

着目すべきだということ。

 

 

僕のこの記事をみて、
 
 
 
 
なんだか、上達できそう!
 
 
 
多くのことが学べそう!
 
 
 
すごそうな理論だ!
 
 
 
彼のもとで学べば、
 
今までの悩みを払拭して上達できそう!
 
 
 
 
 
 
 
そう思っていただけた方には、ぜひ僕のメルマガに登録いただければ幸いです。
 
 
 
今年こそは、感覚を掴んで絶対に飛びぬけるほど上手くなってやるんだ!
 
 
 
そんな強い思いをお持ちの方には
 
 
 
 
メルマガの方でキッカーの理論をご説明していますので、ぜひご登録ください!
 
 
 
 
僕が1年もの時間をかけて作り上げた
 
 
 
300ページのPDF、30本以上にわたる動画や会員限定記事、日々お送りするメルマガをみて、
 
 
 
今まで持っていた悩みをぶち壊し、
 
 
 
壁をどんどん登りやりたかったトリックを身に着けて
 
 
この冬に輝いてもらえればと思います。
 
 
そのために僕はあなたを全力でサポートしていきます。
 
 
ご登録は下記のボタンからお願いします。
 
 
 
 
 
スノーボードの本質、考え方
 
プロから学んだ最先端の
 
キッカー上達理論
 
 
 
 
 
 
 
PDF300ページ以上
 
動画30本以上の
 
キッカー理論受け取りはこちら!
 
 
 
 
 
red_03
 
 
 
 
button1_green_sma
 
 
 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です