キッカーで最も大切なこと。
それは
とにかく基礎に忠実になる
ことです!
スノーボードは、無限の遊び方があります。
パークを攻めたり、
雪壁を滑ったり、
パウダーを攻めたり。
滑っている時の疾走感や
飛んでいる時の開放感も
たまりません。
スノーボードは、
最も自由になれるスポーツだと
僕は思います。
けれど、
禁止コースに突き進む。
タバコのポイ捨てやマナー違反。
キッカーやジブ待ちの列を乱さない。
など。
やってはいけないこともたくさんあります。
そういう最低限の秩序を守ったうえで、
本当の自由と呼べるものです。
キッカーも同じ。
最低限守らなければならない部分を
おろそかにすると、
大変な目に遭います。
しかし、土台となる最低限の
スキルがあなたのものになれば、
滑りは格段に綺麗になります。
そして、キッカーでできる技の
種類も増えます。
あなたは得意なトリックがいくつもでき、
次は何を飛ぼう!
よし、これも完璧だし
今度はあれもやろう!
どんどんキッカーを飛ぶのが楽しくなり、
時間も忘れてしまうほどでしょう。
それでこそ自分らしさや自由さを
表現できるようになるのでは
ないでしょうか。
今回は、まずその基礎の基礎について
ご説明します。
キッカーを飛ぶために
まず重要になるのが、
『滑りの基本姿勢』
です。
僕も大学1,2年生の頃は
ずっと自己流で滑っていました。
『これが正しい』
と勝手に自分で思い込んでいました。
しかし初めて動画を撮った時、
自分の姿勢の悪さに大きな
ショックを受けました。。。
そしてインストラクターに教わり、
滑りの姿勢を修正しました。
何度も動画を取り直して、
どの姿勢がいいのかを研究しました。
そして修正した結果、カービングも安定し、
キッカーでも綺麗な抜けができ、
いい影響が出てきました。
回転の軸や空中姿勢も
安定するように。
今まで360°が限界だったのが
540°、720°。
さらにその先の回転数まで
回ることができるようになりました!!
僕の場合かなり癖がついていたので
修正するのは苦労しました。
あなたももし自分のフォームが
下の写真と異なっているなら、
今すぐに修正しましょう!
①右手は右膝の上に置く。
②左手は左ひざの横に置く。
左肩は進行方向を向く。
③重心は基本は真ん中。
低く保つことを意識。
ボードから右肩、左肩がはみ出ないように
安定した体制をとる。
④腰はまっすぐ伸ばす。
⑤顔と目線は進行方向を見る。
抜けるリップの場所と、
ラインを関節視野で追う。
キッカーを飛ぶ場合、
アプローチの斜面を下っているときは
写真の姿勢のまま
前足をしっかり踏み込む
ようにしてください。
これは、
アプローチ中の斜面において、
最も正しい位置に乗る為であり、
リップのR(弧)を
駆け上がるときの重力に
耐えられるようにするためです。
考えてみましょう。
板を履かずに、斜面に立ってみてください。
自然に前足に体重が乗りますよね?
これが、斜面を滑っている状態での
『ニュートラルポジション』
(板の真ん中に乗れている状態のこと)
なのです。
そして大切なのは
内倒
しないようにすること。
よく意図せず
このような姿勢になる人がいます。
重心は低く保てているのですが、
右肩がはみ出し、腰が折れています。
僕もそうでした。
直し方のコツは、
少し姿勢を高くしてもいいので、
下の写真ようなポジションをとることです。
そして左肩と頭で進行方向に
進む意識を持ってください。
このように、
まっすぐに伸びた背中のラインが
バランス力を高め、
重心を低く真ん中に保つことが
できるようになります。
これを
『パワーポジション』
と呼びます。
この姿勢は、最小限の力で効率的に
力の伝達ができる、
魔法の姿勢。
これが、
バランスのある安定した
滑りを可能にします。
重心移動の微調整もしやすいため、
綺麗なカービングを実現します。
サッカー、野球、バスケットボール、
テニス、アメリカンフットボール…。
この姿勢はスノーボードに
限ったことではありません。
あらゆるスポーツで基本の
ポジションになっています。
あなたも
まずは今座っている椅子から立ち上がり、
このパワーポジションの姿勢を
取ってみてください。
そしてそこからカービングの
基本姿勢になります。
かかとやつま先に体重を乗せ、
力の調整のしやすさを
感じてみてください!
鏡などで見ると自分の
姿勢が客観的に
わかりますよ!
それでは、
次回も楽しみにしててください!
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